おススメ度★★★★★
無農薬野菜を売りにしている飲食店なのに、ゴキブリに農薬と同じ成分の殺虫剤を使っている・・・大きな矛盾。
殺虫剤を使わない害虫対策を飲食店・病院・保育園などに提供するアースウェル社の大久保柾幸さんが(本書によれば、順番は逆で殺虫剤を使わないゴキブリ駆除を思いついて会社を興したもののさっぱりで、寿司屋で実践させてもらったら成功したので、やっと会社がスタートを切れ、現在に至る)、大久保さんがゴキブリ駆除のポイント・理由を解説(力説)、そこに至るまでの道のりなど本にしたものです。
内容・ゴキブリ退治のポイント
ゴキブリを家・飲食店等から全滅させる為の3つのポイント
・掃除
・環境改善
・防除処理
になります。このうち、環境改善が中核で、環境を維持するために清掃が欠かせず、また侵入を許さないようにしなければなりません。
簡単にまとめると、
・エサになるモノを片付ける・捨てる・掃除する(髪の毛も食べるそうです)
・水気をふき取る。キッチンなど水気はふき取る。スポンジの水分も絞って乾かす。
家の中に水や食料がなければゴキブリは生きていけない。
・隠れ場所・巣を、できる限りなくす。雑誌や新聞の床置きはやめる。
段ボールなどもゴキブリは好きなので、床置きせず、早く処分する。
狭い隙間は、なくすか、引き出せるようにするなどで掃除できるようにする。
(当然、掃除を継続的に実施する)(ゴキブリは1cm以下の隙間が好き)
・ゴキブリの巣の近くにホウ酸団子やゴキブリホイホイなどのベイト剤やトラップを仕掛ける。
通り道ではなく、巣の近くに設置することが重要。通り道では満腹になって帰ってくるので薬剤を食べない。腹を空かせて巣から出てきたときに食べてもらう。
・ベイト剤やトラップは定期的に交換。ベイト剤の容器やトラップは、効き目がなくなると、逆にゴキブリの巣にピッタリ。
・侵入を許さない(できるだけ)
・窓や玄関から入ってくる(開けっ放しにしない)
・小さな隙間から入ってくる(エアコンダクト・換気口などに防虫網)
・ものについてくる(持ち込むときチェック。できるだけ段ボールは持ち込まない)
等々です。
これらは、実践して2か月ほどで効果が体感できる様です。卵が2週間ほどで孵って成長するため、成長した幼虫・成虫いなくなるまで時間がかかる。
殺虫剤
殺虫剤は、部屋の隅などに逃げる/卵には効き目がないので2週間後に復活する→殺虫剤をまくの繰り返し(イタチごっこ)になるとのことです。
感想
考えて実行する(実践する)。素晴らしい!
若い時に、ソフトバンクの孫正義さんに会いに行って、何をなすべきか相談する話が、最後の方に載っています。いろいろ苦労して黎明期の孫社長(もうヒッピーじゃなかった)に面会し、いろいろな話をするのは、うらやましいし、行動力の成果でもあり、報われる一瞬でもあります。いいなぁ。その後、IPM(総合的病害虫・雑草管理)に出会い、だれもやらないなら自分がやると、起業しますが、営業はさっぱり。そして、冒頭の寿司屋に飛び込み営業で、本人も試し試しで成功します。
理詰めで成功して、環境にも優しい・・・・。理想的な害虫駆除・忌避術です。おすすめです。 早速、掃除してみます。
起業本でもあります。何かやりたいことがあって、会社を興したい人にもおすすめです。企業直後の苦しい生活もちょっとだけ触れられています。
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会社案内 | アースウェル株式会社
総合的病害虫管理 – Wikipedia

