NHK 100分de名著|キューブラー・ロス「死ぬ瞬間」が物足りなかった・・・との話の続きです。
前回でも触れましたが、キューブラー・ロスさんは、立花隆著「臨死体験」の主要・中核な登場人物です。
本記事では、書籍「臨死体験」で紹介されている体験を実感する理由(仮説)のご紹介と、小生の親父が入院した時の錯乱(病院が自宅だと思い込み、他の入院患者や病院関係者に出ていけと怒鳴り続けた)の理由をご紹介致します。病院関係者もこの理由をご存じなかったようで、親父は暴れない様にベットで縛り上げられていました。
同じ経験をされる方もいるかもしれないので参考になれば幸いです。
体験の実感
書籍「臨死体験」によれば・・・
キュブラーロスさんは、NHK 100分de名著でも紹介されていた「死の受容のプロセス」5段階(否認・怒り・取引・抑鬱・受容)を提唱した後もターミナルケアを続けながら、5段階を経ないで死を受容する一団(一群)が少なからずいることを見つけます。そして、患者から聞取りを続けて行くうちに、その一群が臨死体験者であることを突き止めます。
体験者は、いわゆる向こう側で見聞きしたことに実感を持っています。肌触りや手応えがあり、夢などとは一線をかくす体験をしており、向こう側の存在を確信し、現状をそちら側へ行くステップアップの途中と捉えると紹介されています。
そして、立花氏は、この<実感>について多くの研究者と議論を重ね、1つの仮説ですが、脳が感覚遮断を受けた際の感覚復帰後の脳の働き(動き)に注目します。
感覚遮断後(復帰時)の脳の挙動
書籍「臨死体験」によれば・・・
ある研究者によると、何らかの事象(事故や麻酔過剰投与など)により、脳に感覚遮断(五感(視覚・聴覚・味覚・臭覚・触覚)からの情報が脳に持たされなくなる状態)が発生し、その後正常に復帰した場合、発生前の状況と復帰後の状況を合理的に結びつけようとする。そして、時にその結びつけはストーリー(脳内で創作された話)を形成し、そのストーリーには実感(時に五感すべて)を伴うと言う。
実体験でないのに、つなぎ合わされたストーリーは実感を伴う。臨死体験もこれではないかと言う仮説を提唱する研究者と立花さんが意見を交わしていた(これだけでは説明がつかないこともあるのですが・・・)。
親父の病院での錯乱の顛末
実は、この実感の仮説を読んで、改めて合点が行く事象を経験したことがある。
親父が生前、脳梗塞を発症して救急車で運ばれ入院したのだが、病院で大暴れしたのだ。病院のベットで起きて事情を聴いているうちに、何故自宅が病院になっていると怒りだし、入院患者をはじめ病院関係者にも「俺のうちから出て行け」っとやりだしたのだ。その後、騒いでいるところに小生は駆けつけたのだが、親父を落ち着かせて事情を聴き、訳が分からないので一緒に時系列に整理をした。
脳梗塞を発症し、半身不随になった。前日からなんか調子がおかしかったことも思い出した。母は出勤していたが、ちょうど姉が遅番だったので家にいて、救急車を呼んだ。そして、救急車に乗り込んだ。ここまでは姉から聞いた通り。ところが饒舌に救急車の運転コースを語りだし、具体的な踏切を越えたところで自分が運転を代わって、救急車に乗って家に帰って、具合が悪いから寝た・・・っと云うのだ。そして、目覚めると、家はがらりと変わり病院になっていた。自分が具合が悪いうちに自宅を乗っ取られて病院に建て替えられた。母にも当たり散らすし、どう説明しても納得しない。何度も、時系列を繰り返させて、救急車に乗って、運転できる訳がないだろうと説得してみても、自分は二種免を持ってるから運転できると言い切る。一歩も引かず、入院から一カ月続いた。
病院側から落ち着かせる為の投薬や、暴れるので縛っても良いか許可を求められるが、現場は許可する前に縛っていた。入院時の混乱はよくある事らしい・・・・。だが、長かった。脳梗塞との関連も疑われた。
今にして思えば、救急車で運ばれているうちに気を失って、起きた瞬間に枕元に母がいた(&起きた瞬間にきちんとした説明がされなかった)ので自宅だと認識して合理的な説明を作り上げたのだろう(ストーリーが情けないが・・・)。また、本人も時系列でしゃべっておかしいと感じたはずだが、どうもそのおかしさを上回る何かが、家を返せと言い続けさせたようだ(病院側も対処方法が情けなかった)。
結局、1か月後に外に出る許可がでて、母が父を車いすに乗せて病院の周りをまわって(親父はよく来ていた地域だったので)、「もういい」とまるで敗北した様に状況を理解した。
まとめ
残念ながら、書籍「臨死体験」を読んだのは、親父がなくなってからだった。
この仮説を読んでから、気絶した人が気付いた瞬間に、何より正確に状況を説明するっと決めている。幸いに、実践する機会は訪れていないが・・・。
蛇足だが、書籍「臨死体験」は、立花隆がキューブラー・ロスにインタビューしているのだが、途中でUFOに話しが進み人類が大進化して行く・・・ってところで、小生は続けて読むのが怖くなって本を閉じた経験がある。怖くなって本を閉じたのは初めての経験だった。
関係リンク
本ブログの関係記事です。
←NHK 100分de名著|キューブラー・ロス「死ぬ瞬間」・・・ちょっと物足りなかった
赤い屍体と黒い屍体、引揚者と被爆者「立花隆 最後に語り伝えたいこと」 読書感想(読み直し)
0800から始まる電話番号の電話を受けた時の電話料金はかかりません(調査完了)
熊と自衛隊と、ハイブリットの噂(自衛隊は出没地の山岳演習を)
令和の米騒動!本当はお米はあったのか?ただの疑問ですが・・・
消費税減税(幻税)?食料品の税率を0%にしたら飲食店が苦しくなるって?ウソ/ホント?どうして?宅配は??わかりやすく考察
火葬場で驚いたこと
列島縦断 日本の墓 失われゆく墓石を訪ねる 関根達人著 読書感想
関係外部リンク
エリザベス・キューブラー=ロス – Wikipedia
死ぬ瞬間 – Wikipedia
臨死体験 – Wikipedia
立花隆 – Wikipedia
100分de名著 キューブラー・ロス「死ぬ瞬間」 (1)終末期患者への向き合い方 – 動画配信 ・・・ 小生は見られません
100分de名著 E・キューブラー・ロス 『死ぬ瞬間』 2025年12月 | NHK出版



