(調べてみた)
本ブログでも、酢水やハダニの記事で「葉水」に触れたが、<効果>や<やり方>などについて、ちょっと調べてみました。小生同様に、「葉水」って意味あるの?どうやってやればいい?という方に、やり方や効能などを自分の経験や知見も踏まえてまとめてみました。
やり方については、結論を先書きすると、雨に濡れても大丈夫な植物なら、葉水をしてもほぼ大丈夫ですので、葉水は対象植物を継続的によく見ながらあげましょう(加減しましょう)・・・です。理由は下記をご参照ください(ただの水やり、されど深ーい)。お怒りの声が聞こえてきそうですが・・・・。一般的に、多肉植物やサボテン類は葉水は不要で(もっと一般的には乾燥に強いといわれる植物は無用)、他は有用です。が、いくつか注意点があります。
小生、葉水については、観葉植物で聞いたことがありましたが、植物にかぶった埃を掃除するくらいのものと思い込んでいましたが、調べてみるとそれ以上の効能があるらしい・・・。水の吸収、栄養の吸収・・・。でも、葉水は経験則で、根と違い、どんな機構でどうして吸収できるかわからないらしい?
なお、葉水には、葉っぱに水をかける葉水と、朝露のように葉先に植物から水が分泌されて水が付着する現象も葉水というらしい。この記事で取り上げるのは前者(葉っぱに水をかける)の方です。
葉水の効果は、
・給水(水分補給)
・害虫・病気の予防・除去
・埃取りと、ほこりが取れることに伴う光合成の促進
・葉の温度を下げる
・乾燥対策(湿度を保つ)
・栄養補給(液肥噴霧の場合)
等々の効果があります。
害虫については、ハダニの記事でも記載しましたが、水が嫌いな害虫には有効です。この効果を狙うには、葉っぱが許せばスプレー(霧吹き)よりも、害虫が流れてゆくシャワー(ジョウロ)の方が有効で、葉の裏も意識した方が有効です。
埃取りと光合成の促進ですが、埃が取れることによって光が葉に当たるとともに、葉水により吸収された水分は根から吸収された水分と分け隔てなく光合成に利用されるため有効なのですが・・・・、インゲンなどの種類は葉がぬれると葉裏の気孔が閉じるようで、二酸化炭素が吸収できずかえって非効率になるとのこと。インゲンなど(その仲間や同じ事象が起こる植物)は、あまり濡らさない方が良いようです。
葉の温度を下げる効果は、諸刃の刃です。一般に室温と水温に差があると植物にはストレスになると言われております。しかし、気温と同じ温度の水でも、人間がお風呂に入るときと同じように、水と空気では温度の伝わり方が違う(35℃のお風呂はぬるいですが、35℃の扇風機の風は暑いです・・・たとえが悪くてすみませんが、植物には逆の効果になります)ので、暑いときは避けた方がベターと思われます。寒い時も同様で、気温よりも水温が植物にストレスになりますので、避けた方がベターです。
乾燥対策としては、効果は限定的です。葉水をした時だけ湿度が上がるため。また、植物の種類によっては、特に夏場ですが、土が乾燥している際に葉水だけをするとかえって葉が萎れることがあるようです。土が乾燥していると蒸散を抑えるために葉の気孔が閉じるのですが、葉が湿っているとこのシステムが働かず気孔が開きっぱなしになり、少ない水分が蒸散して行くエラーを誘発するようです。土にも十分に水遣りをする方がベターです(十分の加減が難しいですが・・・)。
やり方
やり方は、スプレーやジョウロで葉っぱに水をかけるのが一般的。裏面にも水をやるか、どのくらいの水をかけるかは、目的や植物による。個別に対応が必要です。
また、一般的に、夏は朝夕・冬は昼間に葉水する。これは、夏は気温が高い昼間に水をかけると、水がお湯になって植物に悪い影響があり(気温と水温との温度差による植物のストレスもあり)、また冬は朝夕に葉水すると葉っぱが冷えて植物に悪影響があるため。また、強い日差しの下では葉についた水滴がレンズになって、葉に日焼け跡が点々に残り悪影響があるという。
その他注意点
葉水後、乾いた際に葉の表面に白い斑点などがみられる場合は、乾く前にふき取りましょう。水に含まれるミネラル(水道水では塩素(カルキ))などで、植物に有用ではない場合が多いようです。必要に応じて水道水はカルキ抜き(汲み置き水)をするなどしましょう。
上述と重複しますので控え目に書きますが、
・植物の種類で個別に対応が必要ですので、調べてから葉水を適用ください。
・一般的に、雨に濡れても支障ない植物は、葉水してもほぼ支障ない。
・高温低温時は避ける。気温と水温の温度差も避ける。強い日差しも避ける。
栄養補給
酢水の記事でもふれたが、水に酢や薬剤を適量添加することで、葉から養分を吸収をさせることができる。専用の薬剤も市販されています。
しくみ
葉から水や養分が吸収できるしくみは・・・・よくわからないらしい。
葉っぱは、根と違い水を吸収する様には作られていない。
小生の考え(My Opinion)
・記事中にも記載しましたが、葉水可否の一つの目安は雨に濡らしてもよいかです(この辺がどこにも書いてない)。雨に濡れてもよい植物は葉水は、まず問題ありません(水が雨水や水道水なら、ほぼ問題なし)。もちろん、気温や水の温度、強い日差しには注意が必要です。
関連リンク
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