(調べてみた・・・です)
家庭菜園をやっている方は、挿し木や挿し芽を、接ぎ木などの手法を聞いたことはあると思いますし、やってみた方も多いのではないでしょうか?
ミニトマトを育てていると、伸びてしまった脇芽を地面にぶさっと挿すと、あら不思議、根が生え自立して葉が茂り、花が咲き、実を付ける・・・・ことがあります。枯れることも多いですが・・・。これも、代表的な挿し芽の1つです。
挿し芽を使って、有機水耕栽培肥料の実験をしていて、どうもうまく発根しなかったり、芽が伸びなかったりで・・・・、同じ悩みを持たれている方も多いと思います。あらためて挿し芽のやり方を調べて、自分の経験も踏まえてまとめてみました。
原理?
植物の茎には、万能細胞があり(iPS細胞のようなもの?)、これをうまく導けは、根が出来て、株として成り立つようです。
挿し芽の方法の種類
やり方は大きく分けて2つ。土を使う方法と、水だけで根まで出させる方法(水耕栽培はこっち)です。共通は無菌状態を心がけること。
やり方(土を使う方法)
準備
対象の植物
ハサミ・カッター
挿し芽用の土
水がためられる容器と水
発根促進剤
その他
手順(代表的な手法をまとめてみました)
(1)枝や茎を7~20cmにカット。ハダニに悩まされている方は、20~30分間、カットした挿し芽を水につけれもよい/水の中でやさしく洗ってあげる。
(2)挿し芽の下葉を取り除く。葉は1枚以上は必要。一般的に上側の2~3枚を残して下葉を取り除くが、決まりはない。花や実がついている場合は取り除く。また、葉の面積が広い場合は清潔なハサミで葉を半分程度にカットする。葉が大きいと蒸散が働きすぎて未発達な根から必要な水分が不足するため。種類によっては、残した方が結果が良いこともある。
(3)根本(切り口)を、清潔な刃物で、斜めに切りなおす。楔形にするのが一般的だが、片方を鈍角にするなど、いろいろな方法がある。
(4)切り口を水に浸す(1~2時間から数時間)。
(5)必要に応じて、発根促進剤を切り口に塗ったり、水に加える(それぞれの発根促進剤の用法に従う)。発根促進剤を用いた方が成功率がよいとのこと。
(6)挿し床(一般的にポットに土)に挿し芽の3~4割を植える。植穴を作っておき、挿し芽をいれて、たっぷり水やり。腰水(底面給水・鉢底を水につけて土に水を吸わせる)して、新しい芽が出てくるまで、乾燥させすぎないように注意する。
挿し床の土は、清潔で無菌がベター(もしかすると、適当な共生菌はあるかもしれませんが、言及されている情報はありませんでした)。
しっかりした発根まで、3~5週間程度。この間、挿し穂は動かさない。半日陰の風通しの良いところ/明るい日陰などに置く。
挿し芽の適した時期は、該当植物が成長する時期で、一般に4~10月。梅雨や真夏の高温期は避けた方がよいと記載がある一方で、乾燥しない梅雨の時期がよいとの情報もある。
発根確認はガマン。ただ、そう言いながら十分な発根が確認出来たら植え替えとの記載も見かける。ポットの場合は、ポットの下から根が見えたら植え替え可能との情報もあり。
やり方(土を使わず、水に差す方法)
(1)~(5)までは、上記と同様。
(6)清潔な水につけて、発根を確認する(数日から数週間かかる)。個人的な経験では、挿し穂は動かさない(固定する)方が成功率が高い。植物の種類にもよるが、光が当たっても(透明な容器でも)良い場合が多いらしいが、水に藻やコケが生えるのは有害とのことで、遮光して発生を防ぐ。水を2~3日に1度は交換して、水が汚れるのを防ぐ。
十分な発根を確認出来たら、定植する。定植の際は、根を傷つけないように注意(優しく土で覆う)。水で育った根は土になじまず失敗することが多いとの情報アリ。個人的に経験では、土に埋める前に根が取れてしまう事が多いので、土でこすらないように細心の注意を。
感想・経験・意見(My Opinion)
・小生は、夏野菜の冬越しをさせるのが好きで、トマト、ピーマンなどを小さいポットに(土に)挿し芽して、冬の間は部屋の中で育てています。
・今年は、有機水耕栽培の実験をしていることもあり、水で挿し芽を多くやっています。ちょっと、驚いたのですが、水に差しているとトマトは発根しなくとも1か月くらい結構元気に芽を保ちます(葉っぱは下から枯れてゆきますが・・・)。水の中の茎が少しずつ腐って行きます。土に挿していいるとしなびてきて、あきらめる/別の挿し芽にします。
・挿し芽の成功は(第一条件は)、挿し芽から根が出ることです。
・ただ、同じ株から同じように挿し芽を切り出しても、根が出る挿し芽と、出ない挿し芽があります。どこが違うのかは、はっきりしていません。
・ただ、多くの挿し芽の指南には、15~30cm程度の長さを確保するとあり、経験的にある程度の長さが成功率に影響していると感じているかもしれません。
・トマトの水差しでは、葉が出ていた部分付近から根が多く出ているような気がしており、切る位置で根の生え方が変わらないか、もう少し注意深く観察して、何かわかりましたら本記事に追記したいと考えています。
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挿し芽を調べていて、無菌培養やってみたくなりました。何十年か前に、科学雑誌で家庭でできる成長点培養の記事を読んだのですが、記憶の彼方です。
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