ビジネス用語シリーズ:仕事を進めて行く上で、何気なく使っている言葉や、誰かに聞きたいが聞けない用語などを、できるだけ簡単にやさしく、小生の経験も踏まえて説明してまいります。あなたのビジネス力向上に寄与するシリーズです。シリーズの関連用語は、上部の「ビジネス用語」カテゴリーをご参照ください。
今回は、事務職にも有効な、4S活動・5S活動(整理・整頓・清掃・清潔・XXX)です。2S、3S、6S、7S活動などとしても展開されています。単なる掃除時間としても指示されてガッカリすることも多いのですが・・・。実は、4S活動を通じて美しい職場を維持されているということは、PDCAを回せる実力があることを如実に物語っているのです。
4S(整理・整頓・清掃・清潔)
工場の4Sとか、5Sとして、<やらされる>事が多いが、本来は自主的に作業者自らが実践する活動である。このうち2つを抜き出して、2Sと称して、2S時間を作ったり、2S活動を実践することも多い。
普通、5Sで指示される事が多いが、4Sまでは、どこの工場・オフィスでも内容が変わらない様である。ただ、会社によって整理と整頓の内容が逆だったりするので、間違えないように注意したい(入社時に教えてもらえる。もし、教えてもらえなかったら、こっそり聞いておいた方が良い|ライバル会社と反対にしていると聞いたことがある)。
整理:必要なものと不要なものを区別し、不要なものは捨てる。
整頓:必要なときに容易に探し出せるように配置・収納しておく。
清掃:仕事によって生じたちり・ほこり・ごみを片付ける(発生したごみを取り除く)。
清潔:作業者自身や職場の衛生環境を保つ。表示などの汚れなどを取り除く。
会社や職場でも微妙に違うので、該当職場に合わせてください。ただ、おおむね内容は同じです。
おおむね内容は同じ・・・っと、書きましたが、ちょっと違う一大勢力もあるので、書き加えておきます・・・・。
・整理・整頓は同じ。
・清掃は、上記の清掃+清潔です。発生したゴミを掃除&作業者や職場の環境を美しく保つ。
・整頓は、5S目と同様です(全部入ってます)。整理・整頓・清掃をルール決めし(しくみ化)、習慣化し、それを継続する(躾)・・・そうです。
(2)整理・整頓・清潔/清掃の順 ・・・ 整理・清掃・清潔は作業前(準備)、清掃は作業後です。内容は一緒ですが、厳密に順番を守る必要があります。
清掃と清潔の違い
これも職場によって違うので、まず自職場の決まり事を確認することをお勧めします。わかりずらいことが多いです。
小生が教わってきた定義の違いは、上記(2)が明確に表しています。
・清掃 : 仕事の結果生じた製品以外のもの(削りかすなど)を片付ける(きちんと捨てる)。
・清潔 : 準備や手入れに近いです。作業服や防護服などを整える(もちろん、完了時までその状態を保つ)。潤滑油などを補給し、キャップなどを締め、汚れをふき取る(状態の明示)。表示物の汚れなどをふき取る。作業前にやっておくことですが、当然汚れるのは作業中・作業後なので、作業後に次の作業の準備として実施しておきます。
5S目
5S目は、大抵、4Sを維持するための項目ですが、時代を感じさせます。
躾(しつけ):決められたルール・手順を正しく守る習慣をつける。
習慣 :4Sを誰かに強制されるのではなく、何気なく実施できるように習慣化する。
しくみ :習慣化ではなく/マナーでもなく、ルールとして4Sを実施する。一部の職場では、4Sをボランティアではなく、仕事の一環として標準化する。
昔は、4Sだけで、その後5Sとして躾が入り(昭和)、躾で言われるのではなく自主的にできるようになるまで習慣として(平成)、仕組みとして標準作業としてやるようになった(平成~令和)・・・って、感じでした(小生の周りでは)。
6S・7S
5Sに加えて、様々なSを加えての活動もあるようです。上記の5S(躾・習慣・しくみ)を合わせて7Sにしているところもあるようです。
作法:礼儀を大事にして行動する。
スマイル:いつも笑顔で
洗浄:サンズイへんで、水そうじを意味するようです。
殺菌:文字通り、殺菌
安全(Safty)
しつこく
しっかり
信じて
省エネ
サービス
節約
創意工夫
信頼
スパイラルアップ
セキュリティ
正確
・
・
・
全部やれと言われると、つらいですが、なんとなくやっている事でもあるような気もします。明示化して、意識付け(意識レベルアップ)といったところでしょうか?
みなさん、頑張りましょう!
無駄か有効か
5Sは、工場に限らず事務職にも大変有効ということで推奨されている。
有効性については、事務がわかりやすい。端的にとらえると、探し物にどれだけかかるか?また、片付けた本人以外が探すのにどれだけ時間を要しているか?である。
小生の上司は、5Sの実施徹底により、5%の勤務時間が創出できるとして、出世したそうである(上司の机の上が乱雑だと、上司の同期が5%時間創出を持ち出して、カラかっていった)。探し物費やす時間は、見つかればほっとして忘れられるし、見つからなければ別の時間にとってかわられるため、(突発発生でもあるので)正確にカウントされないことが多いが、確かに無視できないほど多い。探し物による機会損失もある(リスク)なので、5Sに費やす時間はバランスよく配分する必要がある。
ただ、小生の経験では、無駄時間の発生などの理由以前に、できる奴やできる職場は、整理整頓されている(不必要に奇麗なのではなく、機能美に輝いている・・・適度に汚れているが、美しい)。
これは(美しい職場は)、「そうじ力」という本の紹介にも書かれていましたが、4Sを実施する人の中に、どの様にしたいか(完成形)イメージ・・・ゴール・ビジョンが描かれており(つまり、仕事の目的を正確に理解している)、ゴールに向かってどんな手順で実施するか計画され(P)、実行に移し(D)、ビジョンとの違いを比較し(C)、違いを修正して行く(A)、仕事に変化があればビジョンを修正する(P)・・・つまりPDCAサイクルを回せる職場であり、実行者であることを示しています。
みなさん、頑張りましょう!
参考
当ブログの関連記事です。
→OODA(ウーダ)ループとPDCA・CAPDo比較→
←工場の3S(合理化の3S/ライン化の3S) 4S・5Sの前に単純化・標準化・専門化
まずはPDCAをスーパーへの買い物を例にしてさっくり理解しよう
PDCAを回す?Aって何?本当に回したいあなたに送る
参考リンク
4S運動 – Wikipedia
5S – Wikipedia
5S (methodology) – Wikipedia ・・・ 英語でも5Sです。スゴイ!

