大学生の月平均の書籍費、初めて千円を切る・・・を切ってみる

大学生の月平均の書籍費、初めて千円を切る 社会問題

 始まりは、宮沢孝幸さん(宮沢先生)のXのつぶやきでした。
 タイトル通り、大学生の書籍費の月平均が千円を切ったとのニュースを引用して、「そんなことがあるでしょうか?」っと、つぶやかれています。
 へー・・・っと、思って、ネット検索すると、かなりの新聞社などが取り上げています。
 初めて千円を切ったというフォーカスです(どこも・・・)・・・ちょっと、おかしい?なんか違和感があったので、ニュースの元を調べてみました。でも、うーんでした。書籍費って何なんでしょうね?・・・でも、ニュースの書き方がいい加減なのはわかりました。
(本記事のキャッチ画像・挿絵はAI(Co-pilot)に描いて頂きました)

ネット検索・・・あるわあるわ

 「大学生 書籍費 1000円」で検索すると・・・なるべく、無料のものをチョイスしています。
大学生の書籍費、月1000円を下回る…1日の読書時間「0分」も半数以上に(読売新聞オンライン) – Yahoo!ニュース ・・・ 小生の読売新聞にはヒットしなかったが????
学生の月間書籍費初めて千円切る 生協連の生活実態調査で判明(共同通信) – Yahoo!ニュース

大学生の書籍費 月千円下回る 生協調査 – 日本教育新聞電子版 NIKKYOWEB

メインキーワード:「大学生 書籍費」 – リアルタイムニュースNAVI ・・・ 食費高騰のあおりを受けて書籍代が減少と分析されています

情報源

 ニュースソースは共通して大学生協の記者会見?と報道向け資料の様だ。ただ、報道向け資料が閲覧できないが、大学生協のWEBに調査結果が報告されている。

第61回学生生活実態調査 概要報告|学生・大学院生・保護者調査の報告|ビジョンと活動|全国大学生活協同組合連合会(全国大学生協連)
 上記のpgf→pdf_report61.pdf

 上記によると、回答者数は43,411名! そして、「これらを地域・大学設置者・大学の規模などの構成比の変動が大きくなり過ぎないように指定した30大学生協(大学数は31、国立大学19・公立大学3・私立大学9)の13,277名のデータである」とある。

 この一文から
(1)各報道で「学部生約1万3千人から回答を得た」などとしている報道は、調査内容を正確に伝えていない。
(2)地域差などの偏りがない様に回答を1/3~1/4に切り取っている。
  ・本来なら、切り取っていない統計も添付資料にすべきだが・・・
  ・この切り取りは腕が伴う。(株式の)日経255の構成を変更するようなもので、切り取り変更前後で差が生じていないことを確認する必要がある。もちろん、この確認は裏方作業なので、表には出てこないのだが・・・

さて・・・今回の書籍費の減少

 今回の書籍費の減少だが・・・・従来と比較しても、昨年(24年)と比較しも急減している。

 元々、書籍費とは何かも示されていない/設問も公開されていないので、回答者の皆さんが何を思って回答したかで、大きく異なってしまう。昭和世代の皆さんは、漫画・雑誌(週刊誌・月刊誌ムック等々)・地域情報誌などが書籍に入るか悩んでいる経験があるかもしれない。どうも今回の調査では電子書籍は書籍費に入るようだ。さすがに新聞は入れないと思うが・・・。電子メディアだと多様化しているので、この辺も分かれると思う。が、しかし、昨年(24年)と比較して2/3になっているのは、腑に落ちない。勉学費も書籍費程ではないが25年が吐出して下がっている。
 経験上、大学生の書籍代で大きなウエイトを占めるのは教科書代だ。電子化・リモート授業で、紙ベースの教科書の需要は減っているだろうと推測できるが、去年から比較して、急に全国の大学で減った様には思えない。

 となれば、今年(25年)の統計の構成組み換えで、いくつかのペーパーレス大学(教科書買わなくてよい大学)が入ってきた可能性はある・・・と思うのだが・・・(つまり、統計上のサンプル選定ミス)
 皆さんは、どう思われますか?

ミリカンの油滴実験

 科学実験の失敗で有名なミリカンの油滴実験ですが・・・ちなみに、何が失敗かというと、有名な先生が油滴実験をして結果を残すのですが、これを追試して行く過程で、だんだんと真値に近づいて行くという現象です。これは、最初に測定したのが有名な先生だったので、次に追試した人が違う結果が出た場合、つい先のデータとの違いを考察して、違いを埋めてしまう人間心理です。つまり、先のデータから大きく外れた結果は間違いとして削除し、結果として先人のデータからチョット外れた結果を出し、そして次の人はもうチョット外れた結果を残し・・・やがて真値に収束すると云うものです(2番目くらいから真値はわかっているのに、有名人の結果に引きずられてしまう)。
 さて、大学生の書籍費ですが、今年にこんな大騒ぎしてしまったので、仮に昨年来の結果が出ても、何らかの間違いとしてサンプルを修正して今年に近づいた結果を報告し、数年かけて戻る・・・戻ったら、今年の結果が異常値だったってことになるかもしれません。

昔話ですが・・・

かつて貧乏大学生は教科書をこぴーしていた

 今も昔も、学生に時間があってお金がないのは共通していると思います。
 昔は、学校図書館に教科書がそろっていて、本を買うよりコピーした方が安い場合は、こぞってコピーしたものでした。
 どれくらい印税が入るかわかりませんが、本を書いた教授が授業中にコピーは違法だと言って騒いでいたことがあります。
 コピー機にソーターと両面コピーがついたころに、本を裁断して両面コピーしていた輩もいました(生協ではないですが共同購入していたようです)。
 今や電子時代ですから、本をスキャンして共有などは当たり前に行われるのでしょう。先生側も対応してリーズナブルな電子書籍/全部パワポにしている可能性もありますが・・・。
 一部の記事のように、生活費確保のために、教科書を買わなかったり、昔からありましたが古本流通したりして、対抗しているかもしれません。

関係リンク

 宮沢孝幸 – Wikipedia
 全国大学生活協同組合連合会(全国大学生協連)
 白石昌則 – Wikipedia ・・・ 生協の白石さん 今回の件も意見聞いてみたいなぁ


 



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