液肥としての食酢

酢 肥料

(調べてみた)

 お酢(食酢)は、自然農法の書籍などで農薬の代わりとして紹介されている他、<肥料>としての効能があります。お酢は液体なので、肥料でも液肥として使用でき、液肥は何よりも即効性が期待できる肥料です。また、濃度によって狙いが変えられる機能性肥料です。更に、有機農法の肥料として利用が可能な様です。
 でも、紹介記事には、特定のお酢を何倍で薄めるとしか書いていない、または真逆に何もお酢の種類を書いていない記事が多く、手元にある食酢が記事と違う場合は、どうしたら使えるかわからない場合も多くあります。
 そこで、濃度がはっきりしている記事を比較して、用途別のお酢の濃度(酸度)を出してみました。お手元のお酢の濃度で逆算して、食酢の肥料使用の際に参考にしてください。
 食酢の濃度と酸度の概略は後述します。
 各種食酢には、それぞれ独特の成分がありますので、必ず(ご自分で)独自成分も別途ご考慮の上でご使用ください。

食酢肥料の用途別濃度比較

用途4.5%酢20%ビネガーお酢の濃度
成長促進100倍以上500倍を葉面散布0.04~0.045%以上
弱った根の応急手当30~50倍150~300倍0.07~0.15%
除草1~5倍5~7倍0.9~4.5%

成長促進には、葉面散布などで、ジョウロやスプレーで散布。日光が強い時間は避けること。葉面散布には上記より薄い方が良い様だ。

食酢の濃度と酸度

 食酢の酸度は、大雑把に、酢酸(100%酢酸)の重量比です。例えば、酸度4の食酢は、100g(≒100ml)の水に4gの酢酸が溶けています。
 本記事では、この大雑把な計算で比較しており、酸度4を4%と記載していることをお断りしておきます。

濃度別早見表(便利表)

 用途毎の酢酸濃度別の何倍薄めるかの早見表です(目安です。使用するときは目標濃度を決めて分量を計算して使用ください)。

用途成長促進弱った根の応急手当除草
濃度→0.04~0.045%0.07~0.15%0.9~4.5%
1%239原液
2%4720原液
3%7025原液
4%94351.1
4.2%
穀物酢など
100351.2
4.5%
米酢など
105401.3
5%
リンゴ酢やワインビネガーなど
120451.4
6%
ぶどう酢など
140501.7
10%230903
20%4701806

やってみたけど・・・

ちなみに、食酢を500倍以上に薄めて(500mlペットボトルに1ml(約1滴)で試しているが・・・効果不明。葉水としての効果はある様だ(葉水の効果も、いづれ調べてみたい)。家庭菜園のキュウリの1つは、500倍食酢をスプレーしたら、翌日からは葉の裏に大量にアブラムシが付いた・・・なぜ?

働き(しくみ)

根の方は、植物は根酸を分泌して土壌のミネラルを溶かして根から吸収しているたしいが、この根酸と同じ働きをするらしい。

薄いお酢の葉水は、長雨や曇りでぶどう糖が十分作れない際に、酢酸の炭水化物か補助成分として機能するらしい・・・・。

ご注意

500倍食酢スプレーは、長期間保管するとカビやコケが生えてくるので注意。なるべく使い切ってボトルはすすぎたい。

ちょっと、使っていなかったらカビだらけ・・・

こんなに値段が高いお酢じゃなくても良いと思っていますが、参考まで。

関係リンク

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卵の殻パウダーによる土のpH調整
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