コンポスト・生ごみ処理・培養土作り

プラスチック・コンポスト 肥料

コンポストを始める(経験談)

 コンポストを始めようと思っている人に参考になればと思い、経験したことをまとめてみます。コンポストでも、本格的なものではなく、お手軽・お気楽にやってみよう・・・程度の内容です(それくらいしかできません)。
 うまくできると土の香りになり「いい感じ」です。
 本記事の狙いは、ちょっとした生ごみ処理をメインとして(お気軽お手軽に)、手元にある材料(段ボールと土)で生ごみを処理して行くものです(土に生ごみを入れてかき混ぜるだけ)。肥料(培養土)作りは副産物でできる程度です。元々は、コーヒーかすを捨てるのもったいないなぁ、何かゴミ減量に貢献できないかなぁ、でもおかねはかけたくないなぁと思って始めたコンポストです。
 できた堆肥や培養土でガンガン植物を成長さたい方には不向きな内容です。ごめんなさい。
 珍しく、体験・経験だけで記事を書きました。

コンポストとは

 コンポストとは、本来は堆肥の意味のようですが、通例では堆肥をはじめとした落ち葉や切り株など植物の残渣(切れ端や残り物)、場合によっては昆虫などの死骸、そして生ゴミなどを使用して培養土を作る為の容器(コンポスター)や作る行為そのものを言います(この記事では通例を用います)。
 このため、段ボール・コンポスト(段ボールを使った堆肥作り)と言ったり、プラスチックの専用容器をコンポストと称して売られています。
 一般には、これらの容器に、落ち葉や生ゴミと土、そしてボカシと呼ばれる菌や促進剤を入れてかき混ぜ、半日~数日おきにかき混ぜて土になるのを待ちます(常にかき混ぜても良いようです)。これらの家庭用キットも販売されています。

お気軽コンポストのやり方

先に、やり方からご説明します。

用意するもの


 ・容器(段ボールやプラ)・・・ゴミ袋に入るサイズ。小生は、今は100均のプラ容器を使っています。
 ・培養土(または腐葉土や畑の土。殺菌されてない土)
 ・シャベルまたは土をかき混ぜるもの(段ボールを容器に使う場合は先が丸いプラ・シャベルがベター)
 ・霧吹きスプレーはあった方が良い
 ・Tシャツなど容器に蓋ができる布 ・・・ あった方がベター
 ・Tシャツなど布を止める大きい輪ゴム
 ・生ゴミは塩分があるものは除きます。油分や骨も取り除きます(骨まで溶かす方法もありますが、お手軽にはなりません)。経験的に玉ねぎの皮はいつまでたっても分解されないため、取り除いています。
  可能な限り、小さく刻みます。小さくないと土になるまで時間がかかります。

 容器として段ボールやプラ容器を用意します。
 大きさに決まりはないのですが、失敗したときに、ごみとして捨てられる様に地域のごみ袋より小さい(袋に入る)大きさが必須で、できるだけ大きい方が良いです。
 段ボールの方が簡単ですが、耐久性やその他の難があります。でも、できれば段ボールの方が始めやすいし、高性能(水分調整してくれる)です。 

置き場所

 屋外の雨がかからないところに容器を置きます。安定したところで(ひっくり返るといけないので)、段ボールの場合はブロックなどで地面から離します。
 香りや虫・カビの発生なども考えると、室外の方が良いと思います。 

土を入れる

 培養土などを1/3~1/2入れます。培養土が分解してくれる菌が土の中にいるのでベターです。腐葉土、畑の土などでも大抵問題ありません。

 生ごみや落ち葉などをなるべく小さく刻んで、最初は少量入れます。段ボール・コンポストの場合はそのまま、プラ容器の場合はなるべく乾かしてから入れます。
 土が乾いていたら、軽くスプレーなどで湿らせます。
 土になじむように全体をかき混ぜます。3日~1週間して入れたものが目立たない様なら適量です。少しずつ、投入量と入れる間隔を、土の様子を見ながら調整します。余ってしまった生ごみなどは、残念ですがゴミとして処分します(この辺を割り切らないと、お手軽・お気楽にはならないばかりか失敗します)。
 段ボールは閉じます。
 Tシャツなど通気性があるが虫が入ってこないもので上から蓋をします。

プラスチック・コンポスト(Tシャツでカバー)

かき混ぜる

 毎日~1週間に一回程度、土をかき混ぜます。なるべく空気を含ませるようにかき混ぜます。
 かき混ぜて土が乾いているようでしたら、スプレーなどで軽く水を含ませます。

プラスチック・コンポスト

寝かす

 半年くらいかき混ぜを続けたら、半年から1年寝かします(小生は、別のコンポストをスタートします)。
 寝かしている間は1週間から1か月に1回かき混ぜ、土に空気を含ませます。

プラスチック・コンポスト

なじませる

 半年から1年寝かしたら、できれば畑の何も植えないところ(周りの植物の根が届かないところ)に半年から1年埋めて、周りの土になじませます。雑草が生えてくれればOKです。
 小生のところは、コーヒーかすが生ごみの中心なのですが、コーヒーかすは植物の成長を止める作用があるようで、半年以上なじませてから(植物から離れたところ(足場にしているところの下)に埋めて半年してから)、周りの土とかき混ぜて使っています。

長く続けるコツは

 気張らないこと。多少、いい加減を許すこと。生ゴミや落ち葉などは、面倒くさくなったら捨ててしまう事です。
 土をかき混ぜた方がいいのですが、しばらくかき混ぜなくても待っててくれる感じです。
 小生のところは、コーヒーかすの処理がメインですが、フィルターに多少残っていても捨ててしまします。張り付いたものを剥がしていると面倒になって続かなくなってしまします。ごみの消滅ではなく、あくまでごみ減量としてやっています。

おどろき

おどろき1 

 生ごみを細かくして(コーヒーかすなどは細かいのでそのままですが)土に混ぜ込むと、目立たなくなって見えなくなってしまいます。単に、土がついて目立たなくなるので、追加投入するうちに生ごみの残りが目立ってくるだろうなと思うのですが、目立たないのです。不思議。・・・・、生ごみがいつまでも原形をとどめていると、それは失敗なのですが。

おどろき2

 実は、自分の目では見たことがないのですが、コンポストは大成功すると発熱して蒸気がモクモクでます。お隣の方から「はじめて見たよ」と教えてもらいました。燃えやすいもの(アルコールなど)が入っていると実際に火事になる事例もあるようです。少量なら水をかければ消えますので、投入後、しばらくは気にするようにしましょう。水がなければ(カラカラなら)発熱しないので不思議ですが・・・。
 後でもふれますが、この性質を利用して、虫などが湧いてしまったときに発熱させて退治します。

おどろき3

 段ボール・コンポストで、クワガタが発生したことがあります。確かに木くず(おがくず)を混ぜたのですが、ある日クワガタのメスが土の上をうろうろしていました。どこかで飼っていたのが逃げてきたのだろうと思って、他のところに逃がしたのですが、しばらくして(ずいぶんほったらかしにしてたのですが)、幼虫が(イモムシ)がウネウネしてました。クワガタは木の中で暮らすと聞いてましたので、長くは生きられないだろうと思ってましたが、イモムシが半年以上生きてました(その間は、かき混ぜず、そっと掘り返して生存を確認)。取り出しておがくずで育てればよかったかもしれませんが、そのうち見かけなくなりました。

ご注意

 繰り返しになりますが、特に油が入った生ごみを処理する時は、水蒸気の発生や発火に気を付けましょう。
 臭いや虫の発生など近所迷惑や病気にもならないように気を付けましょう。

もしも、XXXになってしまったら・・・

典型的な失敗例とリカバリーを・・・上述しましたが、失敗したら、あきらめて捨てましょう。

水浸し

 プラスチック・コンポストでは、表面が乾いていても、生ごみの水が下にたまっていることがあります。しかも、腐ってドブ臭い。
 対応ですが、とりあえず、捨てられれば水を捨てます。
 耐えられる香りならば、日干しします。
 それから、乾いた土やカラカラに乾燥した葉っぱなどを混ぜ、適正な水分量にします。
 しばらく、乾いたものを混ぜて様子を見ます。

虫が大発生

 侵入は防いでいるのですが、段ボールコンポストではどうしても侵入してきます。コバエ、ハサミムシ、たぶんコガネムシの幼虫、あとゴキブリ(例外として上述したクワガタがありましたが・・・)。どうしても、落ち葉や切り枝などを入れると、気を付けても発生します。
 コバエは、コバエそのものを肥料に使う方法もあるようですが、ブンブン飛ばれると近所迷惑なので退治します。
 ・少量なら、日干しします。
 ・石灰系が効くというので、卵パウダーをふりかけました。少々効き目はあるようです。卵の殻を砕いたものも入れたことがあります。効き目はありそうですが、殻の破片が植物の根に悪さすることがあるようですので、それ以来やめています。
 ・卵パウダーも同じような効き目があるようですが、ぬか(米ぬか)を大量投入します(ちょっと離れたところに精米機があり、そこはタダでもらえるので)。軽く水をスプレーし、軽く混ぜます。うまくすると発熱して壊滅します(土がカラカラになる)。
 ・うまくいかないときは、捨てます。
 ・コバエが大発生したものをビニール袋に入れ、縛って1年くらい放置しましたが、半年くらいは袋の中で世代交代を繰り返してました。袋が破れることもあるので、お勧めできません。でも1年くらい置いてから使えましたが・・・・。

 肥料になるしくみ

 正確なところはわかりません。
 土中の微生物が生ごみや落ち葉を食べて、この微生物の排泄物や死骸が肥料となるようです。この微生物たち、条件次第では活発になり、あっという間に分解を終わらせるようです。このため、その条件を狙って、生ごみの配合や水分を調整し、常に水蒸気をモクモクと発生させる方法もあるようですが、お手軽・お気軽とはなりません。
 また、酸性(酸っぱい方)にして、骨まで溶かすこともできるようですが、難しそうです。 
 本記事では、お手軽・お気軽を狙っているので、ミリミリした条件合わせは避けています。

あとがき

 うまくゆくと、かき混ぜるたびに黒土の香りがします。ごみ減量にも貢献出来(ほんとに少量ですが)、肥料代もちょっと浮いてお財布にも優しく、なにか自然本来の姿のような気がして、ちょっと気持ちが良い。
 失敗すると大変なので、ゴミ袋に入れられる量にしましょう。
 お読み頂いた方の参考になれば幸いです。最後までお読み頂き、ありがとうございました。

 

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