おススメ度★★☆☆☆(手帳術の勉強としては★★★★☆)
長時間労働(月80時間以上の残業)と仕事のストレスなどでうつ病が発病して苦しんだ著者(谷口 和信 氏)が、いろいろな手帳術などをアレンジして克服(残業が月20時間以下)した手帳術をまとめたものです。
「おわりに」で記載されていますが、いろいろな本を読んだり、人から聞いたことを自分なりにアレンジして取り入れたので、どこかで読んだり聞いたりしたことばかり(小生もそう感じましたが・・・)、だが、いろいろなところで紹介されていることは、それが大事なことなのだと説かれます。
著者の夢は、「子供が憧れるようなカッコイイ大人が溢れる社会の実現」で、そのためにもこの本の手帳術が役立つと記載されています。
「はじめに」で、著者も知りたいことがあって本を読んでいても、そこから先が知りたいのに書いてくれていないという経験から、本書では「何のために書くか?」「どんな効果があるか?」「その結果どうなるか?」まで書くとしており、大変好感が持てます。
(本記事では初版(2017年発酵)を読み返しております)
あらまし
上記記載の通り、手帳術の定番が記載されています。
・何のために手帳を使うのか?
・手帳の基本として定番のフォーマットや使い方の紹介
・仕事が速くなるタス管理術として、GTDや締切り設定の紹介
・仕事が速い人の手帳の使い方
・仕事が速い人の計画の立て方
・仕事が速い人の改善方法として、
・手帳には計画だけでなく
・やったことの記録を録る
・そして振り返ることが重要
本書の特徴
手帳術の中では、計画だけでなく、記録と振返りに重点が置かれていることが特徴と思います。
途中、GTD手法が紹介され、2分でできるものはすぐやる、それ以外は計画したり、必要性の検討などを行うことが紹介されています。
一方でタイトルにあるPDCAは「振り返る項目は定期的に見直す」のところで、PDAが3回、Cは2回記載されているだけで何の説明もなく・・・・。<記録して振り返る>に実質的なPDCAが落し込まれているとは思いますが・・・。
PDCAについては、日々のPDCAの中でCheckした項目を定期的に間隔を変えて(毎日・毎週・毎月・年末)に振り返り、この振り返りを別のPDCAループとして描いております。
個人の感想
著者が述べている様に、本書で提示される手帳術は、かなり王道を網羅しており、おそらく著者は愚直に手順を守って成功しているだと思います。ただ、このルーチンワークは庶民には時間がかかり、時間確保のために手を抜くとシステムが成り立たないところが、(小生の経験上)ネックです。また、タイトルからPDCAの実践方法やPDCAの理解のためとして読み始めると、PDCAについての記載はなく、やや肩透かしの内容となります。その点を理解して読み進めれば、手帳術を網羅した内容で、記録と振り返りによる成功術としては読みごたえのある内容と感じています。

関係リンク
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関係外部リンク
生産性向上研究室 | 『仕事が速くなる! PDCA手帳術』『時短と成果が両立する 仕事の「見える化」「記録術」』著者 谷口和信公式サイト
Getting Things Done – Wikipedia

