メガフロート空母&要塞|30年前のSF的近未来兵器

メガフロート空母 社会問題

 トランプ級戦艦の妄想で、ちょっと触れたのですが、昔の近未来兵器について少し記事にしたいと思います。15年くらい前に職場のコーヒー休憩時に職場のおじさんと盛り上がっていた話で、30±10年くらいの近未来兵器で、小生はSF的な(SF(空想小説)でも、ちょっとハイテクが進めば実現できそうなもの)近未来兵器構想を語って笑い合ってました。
 さて、第4回目はメガフロート空母(要塞/島?)です。

メガフロート

 メガフロートは、強大な浮島(超大型浮体)の事を言いいます。メガが巨大を、フロートが水に浮かぶ浮体を意味する。ただ、イメージが掴みづらいだけでなく、かなり広範囲にバリエーションが展開する。湖などでドラム缶をつなぎ合わせた筏を、橋にしたり桟橋にしたりしているが、あれをもっと巨大にして、湖を埋め尽くすぐらい大きくしたものと考えるとわかりやすいもしれない。船は自ら推進するが、メガフロートは原則タグボートなどで曳航する。
 海外では、巨大なドラム缶(の様なもの)をつなぎ合わせてトラックなどが走れる橋にしている例もあるが、一種のメガフロートである。

トラックも走れるドラム缶橋

建設例

 実は2000年前後に、日本国内で試験的に1000mクラスのメガフロートが東京湾で試作され、中型旅客機(YS-11)の着陸(着艦?)が成功した・・・・とのニュースがあったが、その後が不運だったためか、今ではほとんど記事が見つかりません。
 構想では、さらに3000mクラスのメガフロートを作り、羽田空港の沖合に滑走路を増設するのに利用することが考えられていたが、結局、羽田空港は埋め立てなどで増設されました。
 実証のために作られた1000mクラスのメガフロートは、分離され、釣り公園になったり、結局沈められて桟橋になったりした様で、メガフロートとして活躍することはありませんでした(汚染水の浮きタンクとして活躍もしたので、1つの活用例ではあります)。

巨大空母構想

 船をつなぎ合わせて島のようにして移動基地にする構想は、大昔から小説やマンガの上でも、大昔からあったようだ。
 例えば、松本零士の原作の漫画「漂流3000万光年」では、海洋都市として登場する(が、敵の攻撃?による悪天候で、主人公が生まれて初めて船酔いし、沈められた上に敵の海底都市に連れ去られる)。

 さて、現実世界に戻って、4000mクラスのメガフロートなら、地上の飛行場と変わりなく、大型旅客機や大型爆撃機なども離着陸可能となる。さらにつなぎ合わせて10kmクラスにすれば、逆噴射装置とブレーキが同時に故障した大型飛行機の着陸も可能になる。
 戦術兵器としてではなく、戦略兵器として、主要なポイントに曳航して長い期間を活用する・・・そんな安上がりな巨大空母。どうだろうか?

 昨今では、災害のあった地域の沖に展開して、居住区を開放すれば、1次2次避難先としても、港や空港としても活用できます。

さて、おじさんの反応は?

 ダメ。の一言。

 まず、爆弾の標的になる。飛行甲板に穴が開いて、飛行機の離着陸が出来なくなる・・・との見解。
 そこで、戦時中の日本の空母(たしか大鳳だったと思うのだが・・・)に採用されたと都市伝説になっているタイル式の甲板(穴が開いたところをすぐ交換できる)様にすればよいと提案。

 すると、魚雷の格好の標的になるからダメ・・・っと、言っていたのだが、しばらくして、誰かに話をしたらしく、「いいよ。すごくいい。魚雷は爆発しない」と言い出した。なんでも、巨大なだけに一番外側に薄い板で作った部屋でぐるりと囲むと、薄板なので魚雷の信管が作動せず、しかも突き刺さるか、部屋の中に魚雷が落っこちるらしい(水中じゃないと魚雷は進めない)。戦艦大和がレイテ沖でアメリカの改装軽空母に大砲を打って当てたが、装甲が薄く弾が海中に貫通してしまったために小さな穴が開いたにとどまり沈没しなかったという話があるが、そんな感じの逆転の発想らしい。
 戦艦大和などは分厚い装甲板で武装されていても被弾したところはひんまがっていたらしく、ドックインした際に火薬ってすごい威力と整備員たちを唸らせたと言うが、スペースに制約がないと、逆転の発想も可能との事で、この構想には関心を寄せてくれたのであった。

あらためて

 メガフロート自体は、羽田空港の拡大の際に不採用になって以来、話が出なくなっています。
 ただ、昨今の日本各地の大災害に対応して、被災地(が海沿いだったら)の沖合に停泊し、トラックが通れる浮桟橋で繋いで、海上空港・臨時の港・一時避難場所・復興までの居住区として活用できる気がします。

関係リンク

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 トランプ級戦艦・・・勝手な想像ですが・・・
 雪風 YUKIKAZE(映画の感想です)

当記事に関係するリンクです。
 メガフロート – Wikipedia
 メガフロートの紹介←一般財団法人 日本造船技術センター 海洋技術部
 南あわじ市浮体式多目的公園(海釣り公園メガフロート) – 南あわじ市ホームページ(水産振興課 ) 
 清水港海づり公園の整備:静岡市公式ホームページ

 Evergreen Point Floating Bridge – Wikipedia(英文)
 エバーグリーンポイント浮橋

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