ホモファーベルに端を発し、ヨーロッパの人の中には、生物は動物・植物の二種類ではなく、人間・動物・植物と三種類に明確に分ける人々がいるとのお話です。
ホモ・ファーベル
先日、送られてきたメールマガジンの中に「ホモ・ファーベル」と言う言葉があった。物を作る人(道具を作る人の方が正解らしい)。たしか、以前に本田宗一郎さんが好んで使っていたと思う。
<動物と違って、人間は>、道具を使う・・・ところが、類人猿であるチンパンジーが道具を使うことを筆頭に、オラウータンの傘や、カラスの釣り針(木の棒で木の穴の中の虫を引っ張り出す)などが知られると、人間の定義が怪しくなってきた。
そこで、(小関智弘さんだったかな?)「人間は道具を作る為の道具を作って使う」と言う新たな定義。でも、類人猿か鳥だったか失念したが、道具を作る為のお気に入りの石(岩?)があるといった記事かTV番組を見たことがある・・・・が、現時点で検索しても出てこないのだが・・・道具を作る石となると「道具を作る為の道具を作って使う」も怪しくなるな~と、当時思ったものだった。
(今、検索すると、もしかしたらオマキザルのことだったかもしれない。南米に住むオマキザルは、石を打ち砕く個体もおり、砕いた石片は、まるで旧石器の様だ・・・との事であるが、残念ながら石器としては利用していない。詳しくはわかっていないが、砕いた石の破片を整腸剤としている説や仲間へのディスプレイとしてしている説などで砕いた石片は道具としてはいない様だ。)
人間・動物・植物
さて、ホモファーベルは、人間の定義や人間の説明の一つだが、以前に立花隆さんの著作を読んでいると、西洋人の概念として、人間は、動物の一種ではなく、動物以外の生命体と分類・認識されている説明があった。
大多数の日本人は、人間が動物の一種で、しかも進化論からサルから進化した動物と考えていると説明しても異論はないと思う。もちろん、人間と他の動物とは明確に一線を引いている。でも人間は動物だ。動物と人間には類人猿などのグレーゾーンを介してつながっている。
でも、世の中には、人間と動物を明確に区分けをしている人がいることを知っていることは、グローバルな社会では大事であろう。一部の食虫植物が動くからとあれは動物と言うと笑われるように、人間も動物と言うと変な人に思われかねない。
たしか、言っていたのは立花隆さんだったと思うが、この人間と動物の区切りのつけ方は、身近に猿がいるかいないかの差ではないかとの推論だった。昔のヨーロッパには猿がいないので、モンキーは怪物(日本の妖怪くらいか?)の様な認識だという。
日本人以外の方と話すときには、気を付けたい概念だ。
関係リンク
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編集者日誌 2025/07/10
→AIトチロー
当記事に関係するリンクです。
オマキザル科 – Wikipedia
フサオマキザル – Wikipedia
人間学 – Wikipedia
ホモ・ファーベルとは? 意味や使い方 – コトバンク
ヒト – Wikipedia
人間 – Wikipedia
動物 – Wikipedia
植物 – Wikipedia
微生物 – Wikipedia ・・・ wiki「植物」の編者は、動物・植物・微生物で区分している様だ。微生物も難しい。細胞に壁の有無で区分けするか、ウイルスは一般に生物ではないとされていると思うが(自己複製能力は他人任せだがある)、一部ではウイルスも微生物に区分けしている旨が紹介されている。

