日本人の名刺に関するビジネスマナーは、不要・馬鹿馬鹿しいと思うビジネスマナーの上位でもあり、知らないで困ったりしたことがある上位でもあり、悩ましい。
名刺の渡し方の話をするたびに思い出す逸話がある。名刺が浸透する前の日本と名刺があっという間に普及した理由に関する話だ。
昭和の時代に、進研ゼミのチャレンジの中に書いてあった気がするが、調べても出てこないので、わかりやすく為に作られたお話(創作)だったかもしれない。
本記事では、昔読んだ名刺と武士にまつわるお話を思い出しながら、名刺の渡し方について触れたいと思う。ただ、名刺交換は順番などで、今でも困ることが多く、結局、武士の時代と変わっていないように思う(もちろん、順番を間違えたからと言って、現代では切りあいになることはない)。
武士との遭遇
(史実と異なる話可能性がりますので、ご注意ください。たしか、こんな話でひどく感心した覚えがあり、当時の状況をわかりやすく表しているお話だと思います)
江戸時代末期、渡米した武士が現地で現地人から名刺を渡された。それを見た武士が「これはいい」と早速真似して持ち帰り、日本で大流行したということだ。なぜなら、当時の日本では、武士同志は始めた会った時にどちらが先に挨拶をするか厳しく決まっており、間違うと斬り合いになるほど大変な失礼になった。このため、挨拶は相手がどういう身なりをしているか等、相手をよく見極めてから始めなければならなかった。ただ、挨拶を始める前までのやりとりは、当時からひどく煩わしく思われていたらしい。
アメリカで見た名刺は、自分がどのような自分であるかを書き記してあり、挨拶前にお互いに見せ合えば、無用な見極めの時間が省略できる(拙者、こういう者でござる)。このために、幕末期に名刺は武士の中で大ヒットし、それが明治以降も続き、最初の挨拶時に名刺交換するようになった。一方で、本家アメリカでは名刺が廃れてしまい、アメリカ人に日本人が名刺を教わったということは、すっかり忘れ去られてしまった。
史実は
日本では江戸時代にはすでに名刺に相当するものが使われていたということだ。訪問の際に相手が不在だった際に置いていったらしい。
ただ、実際に江戸末期の万延元年遣米使節で渡米した際に現在の形の名刺を印刷したとの事。
現代の名刺の受渡し
江戸時代も現代も変わらず、挨拶の順番は重要です。
訪問した際は、訪問側から近寄り、目上の方から(目上の方同士で)ご挨拶と共に名刺を交換します。目上順が原則ですが、その場のトップ同士が交換すれば、席順などの順番で交換して行くのが一般的だと思います。あまり順番にこだわると時間がかかって肝心の打ち合わせなどに支障をきたします。
原則、打合せ前に名前とどのような役職でどのような担当か情報交換します。その後の打合せなどがスムースに行くように心がけます。
受取時は両手で受け取るのが原則ですが、なんせ打合せ前で両手が開かないことも往々にしてあります。失礼のない様にして、素早く交換・自己紹介しましょう。
打合せ中に来た方には、打合せ後にあらためて交換するのが一般的です。
諸外国だと、打合せ後に連絡先交換する場合も往々にしてあります。連絡先ここだから、っとメモ感覚で渡されたりします。椅子に座ったまま、指で名刺を挟んで、ピッと出し、その姿はなかなかかっこよかったりします。決して、挨拶状ではなく、名刺をもらえないことも往々にしてあります。
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