昔むかし、中国では庶民が皇帝を見ることは禁じられていた。だが、庶民の間で皇帝の容姿が話題となり、鼻の長さが関心事となった。<そこで>、街中の人(全員)に皇帝の鼻なの長さはどれくらいと思うか聞いてみて、結果を平均して鼻の長さを決めました。
リチャード・ファインマンさんのお話
さて、見たこともない鼻の長さを、推測で統計(アンケート)をとり、平均して決定した。
どう思われるだろうか?
これは、ノーベル賞物理学者 故リチャード・ファインマンさんが語った内容を思い出しながら書いたもの(ちょっと、違ってるかもしれないが、言いたいことはあっていると思う)。
関係ない or 関係ある
実は、統計やアンケートで、設問や母集団の取り方など、設定段階の間違いを、わかりやすく逸話にしたものだ。全員の結果(平均)だからと言って、見たこともないものを推測させて平均したからと言って、実際の長さとは全然関係がない。
そして、私たちは、アンケートや統計を取る時(質問者側に立つ時)、このような設問をしていないだろうかと注意しなければいけない。また、統計結果を見る時、このような設問の回答でないことを十分に注意して読み取らねばならない。
一方で、皇帝の鼻の長さは、このくらいだろうと云う、願望や希望の調査としてみることもできなくはない。だが、その場合は設問内容を「皇帝の鼻の長さは、どれくらいだといいと思いますか?」などと変えるべきだ(設問が難しいのは否めないが・・・)。
自分がやっていないか?注意しよう
こんな「皇帝の鼻の長さ」の設問を自分がやってしまっていないか、十分注意しよう。
誰もみた事がないものを、多くの人に聞いて、平均して結果を出して、統計数(母集団の大きさ)で正確性を保証している・・・そんな、危ういことをやっていないだろうか?また、そんなアンケート結果を元にアクションを起こしていないだろうか?
もちろん、こんなものがあったら便利!とか、願望を統計でとったりすることはある。皇帝の鼻の長さはどれくらいがいいと思うか(かっこいいか?)など・・・。
多くの人が聞いたことがある→だから事実・・・とは、ならないことに注意が必要だ。
他にも、だれも根拠なく信じ込んでいることなんてけっこあるものだ。それはそれで、理由はあるかもしれないが、普遍的に使ってい事かは、慎重に(無意識に騙されないように)注意する必要がある。
自戒を込めて・・・やっちゃうんですよね。ウナギに梅干し・・・なんて。おいしすぎるから注意。
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