特性要因図・フィッシュボーン・ダイヤグラム 最初の一歩・別の使い方

特性要因図 フィッシュボーン・ダイヤグラム  生産

 ビジネス用語シリーズ:仕事を進めて行く上で、何気なく使っている言葉や、誰かに聞きたいが聞けない用語などを、できるだけ簡単にやさしく、小生の経験も踏まえて説明してまいります。あなたのビジネス力向上に寄与するシリーズです。シリーズの関連用語は、上部の「ビジネス用語」カテゴリーをご参照ください。
 今回は、「特性要因図・フィッシュボーン・ダイヤグラム」です。

はじめに

 上司から、不具合対策会議・改善結果の報告を行った際に「目先の対策のみではないか?」「全体を見渡して対策したか?」「抜け・漏れはないか?」等と不安をぶつけられることはありませんか?
 そんな時に、QC7つ道具の1つでもある「特性要因図」は役立ちます。

特性要因図とは

 一目瞭然、作り出す特性(性能・仕様など)を、普通右に書き、背骨(太い矢印を)横に引きます。大骨として各大要因を書き、順次小骨、孫骨と続きます。
 こうして、特性(性能・最終形態)と各要因のつながりを明示します。わかりやすいのがポイントです。
 全部を魚1尾(1匹)として表現していることが、心理的(気持ちの問題ですが)大事です。全部を網羅している・・・・と云う語らない主張です。

最初の一歩(簡単な始め方)

 要因が明らかな時は、明確になっている要因を書きだして作ります。
 どこから手をつけてよいかわからないこともよくあります。こういった時は、4M(Man、Machine、Material、Method)を中骨として、それらの各要素を記入して行きます。
 わかりやすい人的要因だと、作業者・運転者・検査員・等々。それぞれに必要なスキルや資格を記入します。
 本来の使い方だと思われる設備検討などでは、適合していれば〇。不適合なら×。例えば、作業者に有資格者が必要だがいない(不足)時は×したりします。そして、不足に対して対策を実施します。

別の使い方

 特性要因図が使われる多くのシーンは、問題解決ツールとしてです。
 この場合、FTAに近い使われ方がします。
 発生不具合を特性として、各要因を探るわけです。この時、モレ・偏りが無い様に、4M等の視点を使い、調査・検討に偏りが無い様にします。ここが、大きくなぜなぜ分析と異なります。

 このへんで、特性要因図を作る時は、ブレイン・ストーミングをしない/ブレイン・ストーミングするとの指導が分かれるところです。どちらも、やろうとしていることは一緒なのですが、特性要因図では偏りが無い様に、すべてを網羅して作り出す必要があり、ブレイン・ストーミングだけで偏ってはいけないし(関係しそうなところだけ抽出する)、ブレイン・ストーミングで関係するところはすべて出して、記載する必要があります。
 このため、すべてを網羅した特性要因図を用いて、各要因の適合・不適合を調査し、洗い出された不適合に対して対策が行われるため、報告を受けた上司は、偏った対策による問題再発がないと安心できるわけです。

 FTAと違い、ANDやORの表現はりません(無理に注記すれば可能ですが・・・)。そのため、AND条件が多い場合はFTAでリストアップしたり関係図を引いた方が良いかもしれません。特性要因図は、比較的簡単に書けて、全部を網羅していることが特徴の一つです。

小生の経験

 毎度、大した経験談ではなくて申し訳ないのですが、小生は4M以外にQD/Cを中骨に入れて、Qの中で図面不良、仕様が厳しすぎるなどを表現しました。
 また、Input・処理・Outputなどとして、要因を整理したこともあります。小生は、上を4M、下をQD/C、I/Oとしてよく整理しました。ご参考になれば幸いです。 

骨の読み方

 経験だけで、こんなことあった・・・なのですが、
  背骨を、大骨
  大骨を、中骨・・・・あばら骨と云った方も・・・
と、おっしゃる方もいたので、話しているポイントが合わない時がありますので、頭の片隅に入れておきましょう。

如何でしたでしょうか?

 参考になれば幸いです。
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当記事の関係記事です。
 特性要因図 – Wikipedia
 品質管理 – Wikipedia ・・・ QC7つ道具の項目で、ブレイン・ストーミングとの記事

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