QD/C入門の入口 QCDとQDC。Deliverlyって何?

QD/C 生産

 ビジネス用語シリーズ:仕事を進めて行く上で、何気なく使っている言葉や、誰かに聞きたいが聞けない用語などを、できるだけ簡単にやさしく、小生の経験も踏まえて説明してまいります。あなたのビジネス力向上に寄与するシリーズです。シリーズの関連用語は、上部の「ビジネス用語」カテゴリーをご参照ください。
 今回は、QD/C(QCD、QDC)です。コンサルから言われた!上司から指示・・・でも、よくわからない・・・。Qは品質、Cはコスト、Dは納期らしいが、並べただけで、何の意味がある?
 本記事では、価値工学と比較して、QD/Cは製品の価値を示すバロメーター、特にDは何を示すか解説しますよ。わかってるじゃん!って言いたいですよね。

 「QCDを考えよ!」

 工場で改善をやっていると、コンサルタントからいきなり「QCDを考えたか!」っと指摘されたりする。
 QCDをネットで調べると、Qは品質、Cはコスト、Dは納期だそうです。製造業の3本の柱と書いてある。バランスをとれとも記載がある。
 品質とコストはなんとなくわかるけど、納期って、納期を守れってことか?まあ、納期割れするとお客さんに迷惑かけるし、ペナルティを取られてコストアップだし・・・大事だけど・・・何かよくわからないなぁ。・・・っと、小生も思ってました。

 小生も生産工学をちょっと勉強したら、QCDもちょっとわかった気になりましたし、D:Deliverlyもなんとなくわかった気がしたので、小生と同様にQCDがなんとなくわからない方に、価値工学とリンクさせた、ちょっとした考え方をご紹介致します。なんとなくわかった気になれば幸いです。
 なお、QCD(あとで、順番を変えてQD/Cにしますが)は。奥が深いので(小生も入り口に立ってるだけです)、ご興味が涌いたら、専門書などを手に取って、理解を深められることを期待しております。

価値(価値工学)とQD/C バランスをとるとは?

 D:Deliverlyを理解するために、簡単に価値工学との類似性をご紹介致します。
 小生は、上司やコンサルタントに、「付加価値を高めよ」なんて叱咤激励を受けておりました。
 価値工学(VE)では、価値は、まず簡単な式で表されます。

  価値(Value) = 機能(Function) / コスト(Cost)

 製品の機能を上げれば価値が向上します。また、同じ機能でもコストが下がる(端的に言えば製品の価格が下がれば)と価値が上がります(顧客の手に取られやすくなり、競争力が上がる)。これは、1つの考え方の例です。
 言い換えると、顧客の求める価値を一定とすれば、機能を上げればコストが上がっても価値は変わらず(良いものは値段が高い)、機能が下がってもコストが下げれば売れる(チープだけど安いから買われる)。

 さて、顧客にとって機能とは?を考えたとき、必要な品質を備えているもので、欲しい時にあることです(ちょっと、強引ですが・・・)。つまり、V=F/C≒Q×D÷C です。

 バランスをとる際は、顧客の求めているものを精査する事が重要で、顧客の求めている適正な品質を実現し、顧客の求めているちょうど必要なタイミングで供給し、コストは安く・・・と、なります。
 逆にダメを書けば、顧客の求めている以上の品質(過剰品質)によりコストが上昇し、顧客の求めている納期より早く納入したために埃をかぶる上に倉庫代がかかるようではダメ・・・っと、なります。

 また、コストCは、分母なので、ちょっとでも小さいと、すごく価値が上がるので、コンサルや上司は、目を三角にして指導してくるわけです。

Dとは?

 Qは品質、Cはコスト、Dは納期。中でもわかりずらいDですが、上記でも述べましたが、お客様が必要な時期に必要とする寿命で提供することを示します。
 お客様が望む時間軸に関係するもので、お客様の価値を高めるものです。一般に、ライフサイクルは長い製品の方が好まれますし、ドンピシャのタイミングで提供されることも含みます。そして、コストアップを伴う過剰な時間関係(必要な時期に完成していない、まだいらないのに押し付けられる、すぐ壊れる等々)は嫌われます。

QCDとQD/C ちょっと深い、はじまりの話

 QCDとQDC、QD/Cなど、同じ要素なのに、書き方が違います。
 これは、放送大学の生産経営論の授業の中では、熊谷先生が、昔はわかりやすく授業で教えるために、最初はQC(品質管理)とひっかけて&CDのアルファベットの順番を組み合わせてQCDとして教えたところ、爆発的に普及したと語っています。その後、本来は価値条件を表すのでQD/Cと治したと教えています。
 なので、昔からやってる人はQCDと言いますが、QDCと語っている人を見かけたら、「わかってるじゃん!」っと、心の中で拍手しましょう。

おわりに

 最後までお読み頂き、ありがとうございました。
 小生も、Dを納期と教わったので、納期は契約で決まっているものだから努力の余地はないんじゃないかと、何か納得できなかったのですが、適時(必要な時に必要なものを必要なだけ)と教わって、何か腑に落ちた経験があります。
 同じように疑問解決の助けになれば幸いです。

参考

QD/Cに深く関連する当ブログの記事です。
4M:Man Machine Material Method 何かを生み出す際に準備すべきもの
生産管理のペンタゴン 何かを生み出すときに必要な要素
 PDCAを回す?Aって何?本当に回したいあなたに送る
 OODA(ウーダ)ループとPDCA・CAPDo比較

参考リンク
生産技術 – Wikipedia
バリューエンジニアリング – Wikipedia

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