おススメ度★★☆☆☆(タイトルと違う読み方なら★★★★☆)
大まかな感想とお勧めな読者層
ストーリー仕立てでマンガで仕事を教え方が学べるというコンセプトで、マンガとところどころ解説が入る構成となっている。だが、ストーリーが際立って仕事の教え方ではなく、主人公が初めての仕事をどうやったらうまく進められるかを周りから教わりつつ、自分でも調べながら、実家の旅館を立て直す内容となっている。
タイトルから教え方のノウハウ本として読み始めるとはしごを外された感覚に陥る。
逆に少数精鋭の異業種に飛び込み、どうやって上手く仕事を回すかには参考になる(と、言うか、大変なのは私だけじゃないんだ・・・っと、ほっとできるかもしれない)。
あらすじ
東京の広告代理店に勤める主人公片桐温子(26才)は、突然父が入院したと実家に呼び出される。瀕死の重傷と思いきや、命に係わる病状でなく、瀕死状態なのは実家である旅館の方だという。父母が入院してしまっており、急遽、旅館の若女将として旅館の経営を担うこととなる。
個性的な古参の従業員たちと、意思疎通に苦労しながら、出て行く寸前の座敷童と会話の中で問題解決のヒントを見つけながら、一方で新商品を作り出し温泉街を巻き込んだ活躍を見せる。
また、これまた個性的な新入社員や居候に来た元ホームステイ先の息子に翻弄されながら、旅館の新規事業・拡充に成功して行く。
父の退院を機に、一旦広告代理店に戻るが、旅館で身に着けた気遣い、おもてなしなどを自然と発揮し、周囲から好評を得るものの、やっぱり会社の男の子を伴いながら旅館に戻る。
問題点
仕事を教えるというシチュエーションは、新人2人を採用した際に出てくるのだが、この新人が2人とも癖はあるものの自立型の優秀な自分から勝手に仕事を覚える(&必要な仕事を作り出し運用できるすこぶる優秀な)タイプなので、全然教え方のノウハウが生かされているところが見えない・・・マンガを読んでも教え方の参考にならない。
ところどころの解説も、ベースは山本五十六の有名な「やってみせ、言って聞かせて、させてみて、ほめてやらねば・・・・話し合い、耳を傾け、承認し・・・・やっている姿を皆で見守って、信頼せねば・・・」が聞こえてきそうなタイプです。
解説には、「はじめに」で教える側の3つの悩み「忙しくてゆっくり教えている時間がとれない」「せっかく教えても、相手に上手く伝わらない」「正直、人に教えるより、自分でやった方が早い」と上げていますが、ダイレクトな解決策は提示されず、一貫して「学びスイッチをON」させることが中心になっています。「教えることは学ぶこと」と言う本質的なことは明示しますが、細かいテクは示されていません。
マンガも解説もなかなか良いので、「仕事の教え方」にダイレクトに指してもらえば、もっといいのにな・・・っと、ちょっと残念です。
ちょっと目次の抜き書き
教える前に知っておきたいこと
学びスイッチを「ON」にするために
4つの壁を取り除く
「バタバタ」
忙しくて教える暇がない
・・・一人で教えようとしない。周囲の協力を得る。
「イライラ」
要領の悪さに耐えられない
・・・他人と自分は違う。
根気を持って教える。
「あやふや」
教える自信がない
・・・完璧でなくていい
「プライド」
自分の間違いを認められない
共に学んでいけばよい。
素直に誤りを認めよう。
教えることのゴールは何か?
それは「学び方」を教える事
まずは相手を知ることだ
教え上手になるために~準備編~
適性を見抜くことの重要性
適性を見抜くコツ
教え上手は準備に力を入れている
教える側の準備・教わる側の準備
教え上手になるために~モチベーション編~
成功イメージを共有しよう
プライドをくすぐろう
「全体像」と「つながり」を見せよう
(後半戦の目次は省略します)
関係リンク
本ブログの関係記事です
→仕事が速くなるPDCA手帳術[読書感想][読み直し]
←C.W.ニコルのいただきます
「どうしたら、その先に行けるんだろう」日本語教師、外国人に日本語を学ぶ 北村浩子著 読書感想
格言
やってみせ、言って聞かせてさせてみて、ほめてやらねば人は動かじ。山本五十六
ビジネスマナー
約束の時間の何分前に到着すれば?
部下からのご苦労様でした(好感編)
FAXをファックスって言ってはいけない
関係外部リンク
マンガ イラスト マンガ家 あべかよこのホームページ
山本五十六 – Wikipedia

