ビジネス用語シリーズ:仕事を進めて行く上で、何気なく使っている言葉や、誰かに聞きたいが聞けない用語などを、できるだけ簡単にやさしく、小生の経験も踏まえて説明してまいります。あなたのビジネス力向上に寄与するシリーズです。シリーズの関連用語は、上部の「ビジネス用語」カテゴリーをご参照ください。
今回は、4Mです。Man・Machine・Material・Methodの頭文字。上司に4Mで!っと言われたけど何のこと?リソースの種類?
本記事では、4Mのそれぞれの要素を解説し、更に5M・6M・・・と、関連要素についても解説を加え、経験談などを踏まえ、生産計画や不具合分析、ハタマタ出張計画にまで生かせる様にして行きます。
はじめに
Man・Machine・Material・Methodの4つの頭文字をとって4Mという。昔から製造(管理)の4Mとか言っていたが、最近では品質管理の4Mや、変更点管理の4Mともいう様だ。
小生の最初の理解では、PDCAの際のPlan段階で準備すべきもの(リソース)を強引に語呂合わせしたものとの理解だったが、小生は工事出張の際に忘れ物がないかチェックにも使っていた。リソースという意味では、巷に言われるリソース「人・もの・金」をかっこよく言っている感じでもある。
また、不具合原因探求の際にも活躍した。活躍したシーンは2つあって、1つは不具合対策会議やなぜなぜ分析などで、だれもしゃべらない時に、「では、最初に人の視点から・・・次にマシンの視点から・・・何か問題ないですか?」っと会議進行することができた。もう一つは後ろ向きなのだが、問題点がはっきりしている不具合対策の後で、お偉いさん(参加部門の上司)が対策報告の際に全容を検討していないと難癖をつけられた時に、フィッシュ・ボーン図(特性要因図)のしっぽに不具合事象を書いて、大骨として4Mを配置し、小骨に下記に記す各要素の詳細を書いてバッテンして行き、対策をとった要因だけ丸をしておく。これが結構重宝がられて、難癖付けられた担当者には感謝された。一回作っておくと、職場全容の理解にもつながるし、不具合対策会議でも活用できる。ただ、テンプレートにしてしまうと、難癖上司に「こないだ見たやつと同じ」とさらに難癖をつけられるので、微妙に配置を変えないといけない。話が脱線しすぎた。
本記事では、まず4M各要素の内容・詳細について、主にPlan準備視点から、小生の経験から解説してゆく。次に、5M目(4M以外のM)について、リソースだったり、変更管理・不具合要因分析の観点からご紹介してゆく。ほとんど、語呂合わせのためのこじつけなので、お笑い頂ければ幸いです。
4M(Man・Machine・Material・Method)
Man
人・・・である。ポイントは人員・人材・人財・管理者・責任者などがある。
(1)人員
人員は、とにかく必要人数を確保することから始まる。対象の仕事にもよるが、力量・技能などスキルに関係なく(標準的なスキルを持つものを)何名必要かを考える。新規に職場編成する際(出張工事などの際)は、現実的に標準スキル以下の人員や新人などを回されることもあるので、少数精鋭チームを編成する時は、教育係やMethodも考慮が必要。また、勤務体系なども考慮する必要がある。
どうしても人間なので、相性があって、スタートするとトラブルが発生することもある。不具合分析の際に、なかなか言いずらい点でもある。
(2)人材
力量・技能などスキルに関係するが、スキルを要求される作業に割り当てる人材や、資格が要求される作業に関しては当然資格を持った人を配置することが要求される。必要人材はピックアップしておく必要がある。
最近は、自動車免許を持っていない人も多く、持っていてもAT限定だったりするので、自動車を使う際は、マニュアル車を使う必要があるか等も考慮が必要。
別次元で、新人配置も配慮が必要。要支援人材なのだが、勉強したばかりなので、監査などの際に指導者よりハキハキ答えることもある。不具合分析の際に先生が悪いか生徒が悪いかになるともめることが多い。
(3)人財
人員を束ねたり、指導出来たりする存在。適材を適所に配置が必要。チーム・リーダーなど。
大型車の運転や、フォーク・重機・クレーンなど、使える・資格を持っている等の配慮も重要。
逆に、重鎮で置物にしかならない人も一定数存在して、どうするか考えるマイナス面も存在する。
(4)管理者・責任者
リーダーやマネージャーの配置も必要。法律や規則で責任者の設定が必要なものもあるので、洗い出して適任者を配置し、掲示して、作業中はいてもらわないといけない場合もある(所属部署の要求がある場合もあるので注意が必要)。
Machine
マシンと言いながら機械に限らず、準備が必要な設備・施設・ツールなども含む。レンタルしたり、購入などの検討も。
また、動かすための電源確保や、温湿度管理など環境管理も含まれる。また保全計画も必要。できるだけメンテフリーがいいが・・・。
レイアウトなど動線確保も考える必要がある。設置したら人が動けないとか、設置建物の入り口が小さくて機械が入らなかったとか(中は広いのに、省エネで出入口は狭かったりする)・・・。
ツールも、ビットが不足したり、長さが足りなかったりで、苦労することがある。予備をいくつ持って、補充計画も配慮が必要。
消火器・非常照明なんかも法律で配置が義務付けられたりする。
照明は決まりがある場合もあるので決まりには従わなければならないが、明暗両方とも配慮が必要。特に、西日は配慮要す。
足場などは、Materialに入れることもあるが(副資材)、高所作業車で済ませたり、はしごで済ませたりする際は人材を充てる必要があったりで検討が必要。
Material
材料全般を指す。部品・塗料・油・空気なども材料で検討。
コロナ禍でアルコール・スプレーやアクリル板、マスクの準備もありました。
また、毛色が違うが、情報(判断材料)も検討。
Method
一般に手順書準備(やり方検討)を指します。
手順準備から、スケジュール調整や、スケジュール設定からブレークダウンして、連絡・調整、報連相まで検討します。
また、関連法律の調査・準拠や、逆に規定制定なども・・・。
+1E
+1Eとして環境(Environment)を加えるのも、かなり一般的になりつつある。Materialの中に入れ込んだり、下記のその他のMにもあるが、Mather NatureやMediumとしてMに加えることも。
その他のM
こじつけもたくさんありますが、上記の4Mの一部を入れ替えたり、付け加えて5M6Mとしたりします。
・Measurement :5Mの筆頭です。測定転じて検査の意に使われることが多いです。
・Money: 不思議とリソースや不具合分析に使われることは少ないですが、本音はこれかな?
・Mobile: (1)電話、連絡手段だったり、Musen(無線:携帯電話の電波が届かないところは必須だったり)
(2)自動車、移動手段だったり、ロジティクス(運搬手段や適時に材料・部品供給を考えたりします)
・Manual: Methodに近いですが、標準化なども範疇に入ります。
・Management :ManやMethodから特化させます。リーダーシップだったり管理体系だったり
・Manager: Manから特化させます。職長配置や責任者・管理者配置など
・Moral : 主に不具合分析時に使います。モラルが低下した職場など。
・マンネリ :不具合分析時に使います。変更点管理3H(初めて・変更・久しぶり)の逆の要因です。
・Mather Nature:環境(だそうです)
・Medium :媒体→転じて、環境検討
・Mission :文字通り、ミッション。目的・目標を明確に。また担当者ひとり一人に周知されること。
などです。他にも業界によっていろいろありますし、4Mに何かを加えるのもたくさんあります。自分の所属業界の4Mも調べると面白いですよ。
参考
4Mに深く関連する当ブログの記事です。
→工場の3S(合理化の3S/ライン化の3S) 4S・5Sの前に単純化・標準化・専門化→
←QD/C入門の入口 QCDとQDC。Deliverlyって何?
生産管理のペンタゴン 何かを生み出すときに必要な要素
PDCAを回す?Aって何?本当に回したいあなたに送る
OODA(ウーダ)ループとPDCA・CAPDo比較
RCCA 根本原因是正対策・RCA 根本原因解析 暫定対策・即時措置と真因・恒久対策・根本是正
参考リンク
4M変更 – Wikipedia
4M (安全工学) – Wikipedia
5M model – Wikipedia ・・・ 4M(安全工学)の英語版

