本記事ですが、すみません。ちょっと調べただけなので、今後調査して書き足して行きたいと思います。
小生がフォローさせて頂いている徳川家の山岸さんのX(旧Twitter)で、山岸さんが回天について呟いたところ、<キーワード>を呟いてしまったため、反論がありました。
まず「回天」を本当に簡単にご紹介すると、第二次世界大戦末期に日本が開発した特攻専用兵器の1つです。人間魚雷と言われ、魚雷に人間が乗り、魚雷を操って対象船舶に命中させる・・・そんな対船舶用兵器です。実際の運用では、潜水艦に取り付けて、作戦海域まで移動し、搭乗員が乗り移って(運用開始直後を除き海中で乗り移る)分離し、潜望鏡深度まで浮上し、潜望鏡で目標を確認しながら攻撃目標へ進みます。
中からハッチは開く、開かない?
さて、「中からハッチは開かない」がキーワードで、従来から回天の非人道性を強調するかのように、まるで外から閉じ込めたようにささやかれていて、現実は中からハッチは開けることができる機構(ハンドルを回せば開く)なので、回天の生存者を中心に反発を招いているようです。
訂正を求めたリプライに案内されていた海軍兵学校等の合同HPの記事はこちらです
→回天のハッチ ・・・ 誤解にお怒りです。
(なにわ会)
さて、一方で実運用面を考えると、潜水艦から水中で切り離され、水中を推進し、命中すればハッチをあけることはなし。命中しなくても、機密保持で爆発や自沈させるように指示を受けていたようですので、ハッチをあけることは無いようです。
なお、水中(潜航中)は水圧でハッチが開くことはないようです。
あと、正確に調べきれてない(→下記ご参考)のですが、目標選定は乗組員に任されていたようですので、作戦中止の権限も持っていたとすると、中止して浮上してハッチをあけることはできる様です(ハッチは上下2か所あります)。ただ、敵に肉薄している海域なので、回収は非常に困難を極めそうです。航続距離は最高速度で23km(10ノットで80km)との情報もあり、かなり遠方から作戦を開始すれば、作戦中止後の回収の可能性もあります。ジャイロは装備されていたようです。ただ、水中電話や金づち等は装備されていない様なので、出発地点に戻っても回収されるかは阿吽の呼吸が必要になるようです。そうなると、回収されるのは、出発直後の故障などの理由により浮上し、潜水艦から潜望鏡で確認できた時ぐらいでしょうか?(小生の想像だけです)
ただ、残念ながら、周南市回天記念館の記述によると、「乗り込んだ搭乗員は2度と帰ってくることはありません」とありますので、ハッチが開くことはなさそうです。
実際に作戦に使われた回天は、潜水艦から発進でしたが、終戦直前は陸上から攻撃すため、敵が上陸作戦を行うと想定された場所、八丈島などに配置され出していたようです。
また、訓練などでも事故が起きていたようで、なかには水中での事故などでハッチを開けて脱出された方もいる様です(正確には、ハッチをわずかだけこじ開けて、艇内に浸水させて、水圧と同じになったところでハッチを開けたようです)。

周南市(回天記念館)からの回答
実は、本件、回天記念館の問い合わせ先になっている周南市(しゅうなんし)に質問致しました。長らく、回答がなかったので、無視されても仕方ないな・・・っと、思っていたら、丁寧な回答がありました。
まず、潜水艦から発進した(水中で切り離された)回天では、ハッチを開けた記録はないそうです。発進前に潜水艦の甲板上で不具合が発生した回天から乗員を救出した例はあるとの事。
また、「出撃」ですが、基地から出発(出港)することを「出撃」とも云うそうです。このため、出撃後、航海中に準備や整備でハッチをあけたり閉めたりすることはあるので、会敵(敵に出会う事)がなく帰還することもあるとの事。
「出撃してハッチを開けることがあるか?」との質問の回答として注意する必要がありそうです。
周南市ご担当の方、丁寧な回答をありがとうございました。
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関係外部リンク
回天 – Wikipedia
回天記念館 – 山口県周南市
山口県周南市 トップページ
学び・文化・スポーツ – 山口県周南市
なにわ会
・・・海軍兵学校第72期、
海軍機関学校第53期、
海軍経理学校第33期の
合同クラス会 との事です。
貴重な記事・記述が満載です。
名古屋・愛知・岐阜・三重のニュース【CBC news】 | CBC web
出撃すれば必ず死ぬ 鉄の棺桶 人間魚雷 “回天” の生き残り【前編】 | 名古屋・愛知・岐阜・三重のニュース【CBC news】 | CBC web (1ページ)
2026/6/11 周南市(回天記念館)からの回答を追記致しました。

