自治会関係でのお悩みを綴っています。
今回も、自治会の銀行口座についてです。
この時期が多いと思いますが、会計の担当引継ぎで最初の大仕事になる「通帳の名義変更」について、小生の例をベースに調べた内容をご紹介致します。
銀行によって、違うので参考程度で。
まずは、通帳口座の銀行へお問合せ頂くのが重要です・・・・が、後で繰り返しますが・・・(1)大抵、銀行側も年1回のことで窓口の人も要領を得ない(2)銀行側がもしかしたら申請者は<なりすましかもしれない>と恐れながら対応している・・・・この2点に注意です。
通帳の名義を確認
大抵、「XX自治会(XX町内会) 鈴木 花子」のような名義になっていると思います。
この鈴木 花子が、会長名なのか会計名なのか(大抵どっちか)で、会長が銀行に行くか会計が銀行に行くか変わります。会長が通帳を持つか、会計が通帳を持つか・・・決めて、新しい名義人が銀行に行くことになります。以下、会計が引き継ぐとして説明してゆきます。
必要書類
名称は銀行によって違いますが、大体こんな感じかと思います。
(1)変更届(銀行の申請書|住所変更届だったり、印鑑変更届だったり)
(2)通帳
(3)印鑑(お届け印・・・自治会の印鑑)(個人印を使っている場合は個人印)
(4)名簿など会計が誰かわかる書類
(5)新会計の本人確認書類
(顔写真付きを要求されるので、マイナカードや運転免許証)
(6)規約(最新のもの)一式
各書類について
(1)変更届
銀行によって帳票が違うようです。小生が実際に届け出た銀行は「変更届」でした。
届け出が終わったら、コピーを銀行にお願いするとともに、来年用に一部貰うことをお勧めします。落ち着いたところで書いた方が良いとも思います。
変更届に生年月日を記入するところがある場合、申請者ではなく、自治会・町内会の設立日か、口座の開設日です。これは窓口で教えてもらえます。
(2)通帳
引き継いだ通帳です。大抵、歴代の会計のお名前が見え消しされていると思います。次は、自分の名前が書き加わる訳です。
(3)印鑑(お届け印・・・自治会の印鑑)(個人印を使っている場合は個人印)
通帳と印鑑はセットなので、印鑑を持参しましょう。
自治会によっては不正利用を防ぐために通帳と印鑑を別の人が持つようにしているようですが、名義変更の際は通帳と印鑑が必要です。
個人名の印鑑を使っている場合は、新旧の印鑑が必要になり、旧の印鑑持参のために、新旧の会計2人での窓口への来るように求められます。また、印鑑の変更届が必要になります。このケースの場合、事前に電話で事情を説明した方がベターです。印鑑証明を求められるケースもあるようですが、本当に必要か聞きなおしてみましょう(単なる慣例のケースがあるようです/今はコンビニで取れますから・・・っと、言われるようですが)。
自治会用に印鑑を作っておいた方がベターと思います。
(4)名簿など会計が誰かわかる書類
これが一番難問です。引継ぎ資料でしっかり残しましょう。
小生の自治会では、本年度の役員・班長名簿のうち、会計だけ残して持参するように求められました。会長の名前だけ(会計と会長)残すケースもあるようです。個人情報保護法の観点から班長名などは知りたくないので、会計以外は真っ白にするか真っ黒に塗りつぶしてほしいとの事でした。会計の連絡先が名簿にない時は、住所・電話番号を追記して欲しいとの事。
たぶん、銀行によってちがうと思います。
(5)新会計の本人確認書類
顔写真付きを要求されるので、マイナカードや運転免許証を持参して提示するようです。コピーを要求されるのでケースから出すなどしましょう。
顔写真付きの本人確認書類がない場合は、事前に相談しておきましょう。2つ以上を要求されたり、後日郵送で確認したりするようです。
(6)規約(最新のもの)一式
これも規約の先頭部分でよかったり、全部求められたりします。銀行によっては、変更がなければ不要なようです。
あと、規約に一筆求められます。
(7)その他
キャッシュカードなどを利用されている場合には、キャッシュカード&暗証番号変更届が必要になると思われます。
窓口へ行く回数
大抵、引継ぎは1回で済みます・・・が、審査が支店の中で完了しなかったりで、尚且つ来店を求められることもあるようです。
事前に、電話などで確認をしておくことをお勧めします。
法人化すれば不要か
上記は、自治会が任意団体でのケースです。法人化している場合は、たぶんもっと大変だと思います(構成メンバーの変更が必要)。通帳の変更はいらなくなるのではないかと、想像してますが・・・。
キャッシュカードとネット口座
小生が使っていた支店は、自治会口座へはキャッシュカードは発行しない/ネット口座は法人扱い(有料で、複数の人が利用する必要あり・・・振り込みなどに承認が必要)でした。
キャッシュカードが欲しかったので、お問い合わせ窓口へ相談しましたが、各銀行でも方針が違い、また各支店でも取り扱いが異なるとの事。各支店の方針に沿って発行可否を決めるとの回答でした。
もともと、自治会やPTAなどの任意団体の銀行口座は、悪い人に狙われることがあり、各銀行とも審査に時間を掛けたり(独自に審査内容を追加したり)するようです。また、空き巣に狙われることもあるようで、キャッシュカード発行は控え気味の様です。
とはいえ、キャッシュカードがないとATMで入金さえできなかったりして、使い勝手が悪いので、何とかして欲しいものです(通帳だけでATM入金できる銀行も多くありますので、自分の使い勝手とご相談ください)。
いかがでしたでしょうか?
お読み頂きありがとうございます。
銀行口座では、結構苦労した(すぐ窓口に来させようとする)ので、少しでも参考になれば幸いです。
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ゆうちょ銀行 – Wikipedia
自治会 – Wikipedia
町内会 – Wikipedia
総務省|コミュニティ組織のガバナンスのあり方に関する研究会|「コミュニティ団体運営の手引き」~自治会、町内会、その他地域活動を行うグループの皆さまに~ ・・・ 会計についても資料あり。
スライド 1 ・・・ 総務所内の自治会・町内会等とは?資料です。

