「
まずは次の詩をお読みください
「はきものをそろえる」
はきものをそろえると 心もそろう
心がそろうと はきものもそろう
ぬぐときにそろえておくと
はくときに心がみだれない
だれかがみだしておいたら
だまってそろえておいてあげよう
そうすればきっと
世界中の
人の心もそろうでしょう
」
どこかで読んだかもしれない詩
この本は、この詩から始まって、この詩に還る様な内容です。
あらすじ
この詩は、第二部の冒頭で紹介されています。
第一部では、毎日をツキがなく忙殺されている本屋の営業職のサラリーマンが、よその世界に行きたいと願い、願いかなってよその世界に飛ばされるお話です。願いとは別に、おそらく江戸時代にタイムスリップ(軽いノリでしょ?)、人の人情に触れながら、ご厄介になる本屋さんから人の根幹になる部分を教わって行く・・・その本屋の手習いの第一歩が「はきものを揃える」です。
やがて、本屋の一大事を乗り越え、現代に帰って行きます。そして、江戸時代の本屋で教わり・身に着けた根幹を現代でも実践し、人と気持ち良く接して行くことができるようになった・・・との創作です。
第二部では、現実に戻り、「はきものを揃える」ことを実践してゆくと、どんないいことが起こるか、そしてそれはなぜかが、軽やかに書かれて行きます。
脚下照顧
先の詩は、脚下照顧(きゃっかしょうこ)という禅の思想を、長野市の円福寺の和尚様がわかりやすく伝えるためにおつくりになられた詩だそうです。
そして、履物を揃えるという行いを禅の修行道場のマナーにされたのは、福井の永平寺を開かれた道元禅師だそうです。
「はきものをそろえる」ことは、気付きの第一歩。
そして、人間の特性として、作業興奮があり、なにか作業をすると脳のやる気の薬が脳内で分泌され、次々と次の活動につながります。
例えば、こんな例・・・ちょっとした汚れが気になって拭いてみると、今まで気にならなかったすぐ傍の別の汚れがが気になり、拭き取ると他の汚れも拭き取り・・・気が付くと熱心に掃除をしていて、終わったらスッキリ・・・こんな経験はありませんか?
掃除に限らず、ちょっとした調べ物をしていると、この先はどうなった?とか、次々と調べを繰り返し、調べ門が終わった時には当初の予定より多くの知識を得ている。
これらが「作業興奮」という脳の特性だそうです。
「人間は「やる気になってからやる」よりもやっているうちに「やる気が出てくる」生き物なのです」
その第一歩として「はきものをそろえる」を実践して行きます。
そして、継続することにより、直観力が
小さな良いことをする積み重ねによる返報性
(良いことすると良心に効く)
朝の心の持ち方が1日を左右する
潜在意識に働きかけ、潜在意識は運気を左右する
誰かのためにすることは、人を受け入れることにつながる
成功する人は、はきものを揃えています。
これは、感動の感受性を磨くことにつながり
心を耕すことにつながります
そして、地に足がつく人になるのです。
感想
読後、「こころかろやかに」・・・そんな言葉が思い浮かぶ内容でした。本の分厚さの割には軽く読めた気がします。
「こころを耕す」って事をすっかり忘れていました。そういえば、忙しさに紛れて意識してないなぁ・・・。
靴がそろっていると、片付けが出来て、無駄が省けて時間も生まれる。そして、運も舞い込む・・・考えればその通りです。
「はきものをそろえる」「脚下照顧」はよく言われます。言われた時は意識してやるのですが、いつしかやらなくなってしまう。本書では、三日坊主でもいいから始めましょう・・・としています。今日からやります。
(本記事のアイキャッチはAI(ChatGPT)に描いて頂きました)
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外部リンクです
清水克衛 – Wikipedia
読書のすすめ
NPO法人読書普及協会 – 著者に会える読書会
長野県 | 信濃國 円福大黒天 龍眼山圓福寺 公式ホームページ

